2015年5月18日月曜日

あしやつくる場のこと「あしやマダム達にコーヒーを淹れてあげました」

ゴールデンウィーク真っ只中の5月2・3日の2日間
芦屋市立美術博物館で行われたART MARKET あしやつくる場に参加してきました
2日間ともお天気に恵まれて(…恵まれなかったような気もするけど)雨に降られることなく
無事終了しました











そもそもナゼ参加することになったかと言いますと
さかのぼること去年の11月




喫茶路地でコーヒーカクテルとかを出す「喫酒 路地」をやってました。

そこに来てくれたのが芦屋市立美術博物館で働くタカシマさんでした。
喫酒路地のお客さんは知り合いか路地の常連さんばかり。
タカシマさんとはその日が初対面で、僕のtwitterを見てきてくれたらしい。
それで僕が外でコーヒーを淹れているのも知っていたので
「もしよければ出店しませんか?」ということで快く引き受けたということです。
(ハトとスズメしか来ないP.b.Pも思わぬ効果があったんですねぇ、、、)



何をしているのかよくわからない“すみかわてっぺい”名義で出店するよりも
ちゃんと店が実在する喫茶路地の方が何かと都合がいいのでは?
と思い、名前を借りて「路地」としてお店をやりました。



ただ一人でコーヒー屋をやるのはいろいろと心配でしたが、
一番心配だったのは「トイレに行けない」こと!
コーヒーをちまちま飲むから利尿作用がすごいっ!



何人かの人に声をかけていたところ、路地の店長がいい人をみつけてきてくれました。
実家が珈琲屋でコーヒーの英才教育をうけたサワダさん。
これは心強い!
はたしてどっちが助っ人なのかわからない。



※サワダさんのポットがかっこいい図






さてこれで準備万端!、、、
ちゃんと上手くいくのかなぁ、、、
まぁ、なんとかなるかなぁ~

と、思いながら当日を迎えました。







~1日目~ (5月2日)


5月とは思えないくらいの快晴!
てか暑い。もう夏い。
お店の準備してる時点でもう汗が、、、
「あぁ、ビール飲みたい」
と10時前で思ってました



それはお客さんも同じやったようで
10人くらいの芦屋マダムに
アイスコーヒーはないの?
と聞かれました。。。
ええ、僕もそう思います。。。
ないのです。。。









その日はミロコマチコさんのワークショップがありました
おおきな紙にミロコさんと絵を描く超楽しそうなイベント
ただ、小学生以下じゃないと参加できないイベントで
小学生に戻りたくてしょうがなかった。。。







僕は少しでも楽しむためにコッソリ抜けて
ミロコさんのを除きに行ったり
他の作家さんのブースを眺めたり
makomoさんのブースでTシャツを買ったり(お財布に500円しかなかったからヘソクリで買った)
お昼ご飯にカレーを食べようとしたら売り切れでハラペコやったり
イベント終わりのミロコさんとお話したり、コーヒーを淹れてあげたり
帰りはヘロヘロになったけど、初日を十分楽しんだ







ただ売上は「ムムム、、、」といった感じ
「北風と太陽」の話、あれホント。
夏のような日差しの下でホットコーヒー飲もうと思う人はなかなかいない
太陽の強さを実感しました







~2日目~ (5月3日)


おっ!薄曇り!涼し~い
今日はいける気がする!
と意気込んで早々からコーヒーをいれて
他のお店にあいさつがてら試飲用の小さいカップを持ってコーヒーをふるまいました







昨日も買いに来てくれた、はす向かいのブースのおばちゃんが
「あら、昨日あたし、ガテマラ(グアテマラ)が好きやって言ったのにないのん?」
っていいながら頼んでくれたり
その向かいのアントニオ(ブラジル人?)も
「エクストラホットでお願いネ」
と注文してくれり。
2015.4.13に京都 四条烏丸のちょい南東にできた八百屋さんのみどりなすさん
気前のいいあんちゃん二人がコーヒーを買いにきてくれたり。
出展者の他にも昨日も来てくれた芦屋のハンサムなおじさまが今日も来てくれはった







店の向かいにいた石鹸屋のSOAPHEADSさん
前、structで買ったことがあったし、grafのFANTASTIC MARKET等々
いろんなイベントに出店してる強者のオーガニック手作り石鹸屋さん
イベント慣れしてるだけあって堂々とされている
パラソルの下、堂々と居眠りをされている




オーストラリアの師匠に石鹸の作り方を教えてもらって
今は京都の北部で畑を手伝いながら、ふんどしして石鹸作りしてはる
話も面白いし、やってることも面白い







今回、芦屋用にを数量限定で目玉商品を用意していました

「コピ・ルアク」

簡単に説明すると
香水のムスクの(おへそ?から出る体液?が)原料になるジャコウネコがコーヒーの実を食べ
お腹の中で発酵し、その排泄物から採って焙煎し珈琲にする
いわゆる「ウンココーヒー」なのですが
独特の香りがつき他にない味になります。
その貴重さで豆100gがLCCで韓国を往復できるくらいの値段する代物なのです







その“ウンココーヒー”を頼んでくれるマダムが現れました!
1杯輸入盤CDと同じくらいの値段をつけていて
それが気になったらしく、そのワケを説明すると
「、、、じゃあ、いただくわ!」
と頼んでくれた!
さすが芦屋マダム!コピ・マダム!



淹れるのを待ってる間、そのコピ・マダムは色んな人(たぶん他人)に
「ねぇ!見てコレ!ネコちゃんのウンチコーヒーなんですって!」
と嬉しそうに説明してくれるし、淹れたコーヒーをいろんな人におすそ分けしていて
1杯のコーヒーをそんなに楽しんでくれてとても光栄でした
淹れた甲斐があったなぁ~
(淹れたのはサワダさんやけど)







2日目のワークショップはMASAGONさんのかぶりものワークショップ
ベースになる生地にぬいぐるみやらハギレやらなんやらを縫いつけてつくるかぶりもの
珈琲屋さんが忙しかったけど、めっちゃやりたかったから合い間をぬってチクチク縫う
ぼく、サワダさん、あと2人(そのうち一人は実姉)の4人の合作
時間がないから何も考えずに近くにあったものを縫いつける
子供のためのイベントやったと思うけど、大人が一番楽しんでた気がする
なんとか完成した、、、のかな?




完成したかどうかはさておきめちゃくちゃ楽しかった!







2日目は涼しかったおかげで高めの目標にギリギリ達したような、してないような
ま、それはさておき楽しい事だらけでした
朝に飲んだ高いリポDのおかげでサクサクと後片付けをして撤収。。。










あっと言う間の2日間
準備が一番大変やったけど
飲んでくれる人が言ってくれた
「おいしい」「おいしかった」
の一言がいちいち身に染みた



※2DJ(Dripper Junky)スタイル






声をかけてくれたタカシマさん
店の名前・コーヒー豆その他もろもろを貸してくれた喫茶路地の店長
強力助っ人DJのサワダさん
出展者のみなさん、お客さん
ありがとうございました








好きな事をコツコツ続けていると
良いことがあるんやな、と実感しました














翌日、コーヒーの淹れすぎで右腕が筋肉痛になりました。

短い思い出「マラソン大会」

小学5年の冬、マラソン大会があった
その頃の僕は運動が大嫌いで、マラソンなんかもっての外
クラスのおデブちゃんのより少し早いくらいやし
そんじょそこらの女子には余裕で抜かれてた







学校の近くにある公園を5周くらい走る
何周目かごまかさないように
1周走る毎に、手に付けてた輪ゴムをブルーシートの上に放り投げるシステム







3周目くらいで足の速い女子に周回遅れにされていると
公園のベンチに年上のお兄さん・お姉さん(たぶん中学生)が3~4人いらっしゃる

「おー、みんな、がんばれー」

と僕らにヘラヘラ手をふっている
決して誰かの兄弟だから応援しにきてるわけじゃない


だって平日だもの


だって普通に授業中だもの




だって油性ペンみたいな臭いが充満しているんだもの





ヘロヘロの僕と同じくらいヘロヘロしてるのにとても楽しそう
それを見た小学生の僕は








「ヤンキーも根はやさしいんやなぁ…」








と感心した