8年間暮らした大阪には好きな場所や店がいくつもあります
中にはもうなくなってしまった場所もあります
最近では飲み屋さんの方が多いけど
昔は女子力が高かったからカフェも好きでした
今でこそカフェが併設されてる本屋は多いけど、8年前にはココくらいしかなかった
近くにカフェがないか調べてたときに見つけて
近くにカフェがないか調べてたときに見つけて
初めは「???何ココ???」と思った
ココのイベントではいろんな人の話を聞けた
谷川俊太郎、会田誠、柴田元幸、幅允孝、尾原史和、服部滋樹、山崎亮
「カルチャー」という言葉でひとくくりにするには狭すぎる
多くを学ぶ場所として、刺激を求めて通っていました
トイレには奈良美智が描いた落書きがある
この店は場所的に近所の人が来るか、わざわざ来るかしかない
カフェ好きな若者もいれば、営業周りで休憩がてらコーヒーを飲むサラリーマンおっちゃん・おばちゃん、色んなお客さんがいる
夜は美味しいご飯とお酒が飲める
白髪ねぎがたっぷり乗ったシンプルな味のネギピザ
唐揚げも忘れずに食べたいし、パスタやグリーンカレーも美味しい
夜はライブをやる事もあり、三者面談並みの距離でおおはた雄一さんのギターを聴いた
また晴れた休日の朝に自転車をこいでモーニングを食べにいきたい
ココでは何度もコーヒーを淹れたし、その常連のハトやスズメがいっぱいいる
テニスコート側に交番があるのでいつもビクビクしながら
なるべくそっちに近づかないようにコーヒーを淹れていた
数年前に移転してしまったけど、タケウチという美味しいパン屋さんが目の前にあり
公園のベンチで食べる贅沢を何度も味わった
春は桜が綺麗だけれど、僕は秋から冬にかけての公園が好きだった
最近、同じのを持ってる人を良くみるようになった鞄「WONDER BAGGAGE」や
カッコよくてフィット感が最高のスニーカー「BLUE OVER」を取扱い
作り手が見える、メイドインローカルを感じさせるものを扱うお店
最近は服だけじゃなくものも扱っていて、どれもこれも魅力的
店の中で一番魅力があるのは店長の原田さん
初めは話しかけることもできなかったけど、近頃は買い物の時間より話してる時間の方が長いし楽しい
とても信頼できるカッコいいお店
近くの立飲み屋には何度も行ったし
コーヒー以外の思い出の方が多いかもしれない
僕がココへ来る理由は「美味しいコーヒーを飲むため」ではなくなっている気がする
友人に会いに来る事と、この店を味わいに来ている
他の常連さんも同じなんだと思う
コーヒーはあくまでオマケ、マーキングのようなもの
外に出すマーキングではなくて、自分の中に残すためのマーキング
どの店、どの場所にでも言える事かもしれない
そこに座る事で、そこのモノを買う事で、口にする事で、その人と話す事で
自分の中にマーキングをしているんだろう
よく「大阪を捨てて」「地元を捨てて」と言うけど、違った
むしろ全部持って行ってる
ただ、全ての場所の事を全部持っていこうとしても
多すぎて抱えきれないから全部を少しずつ
僕はもうすぐ大阪を出て東京へ行きます
時々、大阪へ来てはマーキングしに来ます