2013年12月30日月曜日

家へ帰る

難波から山科へ
一人暮らしの家から実家まで走って帰った
そもそも、なんでそんなことをしようと思ったのか

東京マラソン・大阪マラソンに申し込んだけどハズレてしまい
今年は大会に出れない、、、
どうしたものか。

そこでふと思いた「難波から山科まで何kmあるんやろ?」
Google mapで計測すると約50km
あれ?いけるんちゃうん?

フルの時はだいたい5分/1kmくらいのペース
フルマラソンを超える距離なので8分/1kmくらいにする
それだと7時間くらいで着くかな〜、と

12月29日、晴れ。
前日は炭水化物ばっかり食べてエネルギー補給
10時半には寝てコンディション◎

朝9時スタート

大阪市内はサクッと通過
コースには入れてなかったけど淀川へ寄り道する
天気もいいし清々しい

でも川沿いは景色が変わらないから飽きる
草野球、散歩するおじちゃん、たまにすれ違うランナー
空に浮かぶ雲は走っても走っても追いつけない。
進んでる気がしない。

国道に戻る。
コンビニに寄ってブラックサンダー休憩
国道も川沿いとさほど変わらない
コンビニ、ラーメン屋、ラブホ、コンビニ、牛丼屋、の繰り返し

枚方パークの観覧車の頭が見えた
でもわざわざ近くに行って見ようとは思わない
お腹が空いたのでココイチでカレーを食べる
ここでまだ半分、、、

そろそろ走るのに飽きてくる
何カ所が目的地みたいなのがあればまだ良かったんやけど
まぁ何もない。ああなんてつまらない道なんだろう

落語を聞きながら走る
一本がだいたい40分〜60分くらいあるから長距離にはちょうどいい
たんたんと喋るリズムがゆっくり走るのと合う

30km〜35kmくらいで、体力的に辛くなってきたからレッドブルを飲む
翼が生えない、飛んで帰りたい
でもレッドブルの力でなんとか宇治まで来た。あと少し

人は疲れると余裕がなくなる
美意識がなくなる、夕陽が沈む橋がなんぼのもんじゃい
罵倒の言葉しかでてこない、クソ野郎

一人マラソンの辛いところは
一緒に走る人がいないこと。
制限時間がないから走ろうが歩こうが関係ないこと。
タクシーに乗っても誰にも文句言われない。

それでもだんだん見慣れた風景が広がってくる
ああ、あと少し。少しが遠い。
でも、あらためて道はちゃんと続いているんだなぁ、、、
と、当たり前の事を思った。

なんとか日が沈むまでに帰宅できた。
もう当分走るのはごめんだ
いやはや疲れた

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