2015年6月1日月曜日

豊崎ピクニックのこと「豆の立ち売り」




近頃、隔週でコーヒー屋さんやってます
「第1・第3日曜日はコーヒー屋」みたいな風潮
決して僕はコーヒー屋ではないはずです
おそらく、、、






さてさて

暑くなったり、台風が来たり、ホンマに5月かいっ!?
っていうくらい春っぽさがない5月17日(日)
中津にある豊崎神社で豊崎ピクニックが開かれました




通常は「豊崎朝採りマーケット」として
毎週第3日曜日に新鮮な野菜を売っている朝市なんですが
今回はバージョンアップ企画として
大阪市北区周辺の店が集まって行うイベント
中津・中崎町周辺の若いお店が集まっていました
そのイベントに喫茶路地が呼ばれました
路地のイベント=代理店長(すみかわてっぺい)
というわけで、路地の代理店長をやってきました







レトロ印刷JAMの裏にある豊崎神社をめざします
開始1時間前でも、出展者たちが大勢いてわいわいにぎわっている



主催者の空庭みよこさんに路地のブースを聞こうとしたら
「みよこさん!」「みよこさん!」とあちこちから呼ばれて
みよこさんはあっちの方へ引っ張られてどこかへ消えていきました
僕をおいて、どこかへ、、、



ざっくりと教えてもらってテントの準備を始めることにします
今回は駅弁売りスタイルなので、こじんまりとしたお店
テーブルもナシ。シートを敷いて正座しながら試飲用のコーヒーを淹れる
野点、千利休な気分



ブレンドをサーバー1杯分淹れてお隣のパン屋さんにふるまう
pao de tsutsu * hidamariさん(天然酵母パンを作ってはる)
「徹夜明けなんでとても嬉しいです」と言ってくれた
菓子パン惣菜パンは作り置きができないから前日に作り
一つ一つを包装・パッケージ付け

、、、大変

僕なんか「仮面ライダー観れへんかったし」ってぼやいてたレベルやのに、、、






なんか全体的にバタバタしてて、いつ始まったのかわかりませんが
即席で作った豆売りのカゴをかついでウロウロし始める
とりあえず朝市の行列がすごい
なんかトラックから野菜が出てきたな、と思ったらあっと言う間に行列がでいていた
その行列の脇を
「コーヒー豆ぇ~コーヒー豆ぇ~新鮮なコーヒー豆はいりませんかぁ~」
と間抜けな声をあげながらウロウロ
行列を待ってる人(かつ、飲んでくれそうな人を狙って)試飲してもらう



カゴをもってうろつくのにちょっと飽きた、休憩するために一旦ブースに戻る
すると野菜を売ってるおばちゃんがやってきて
「豆を売ってるの?
 何があんの?
 挽いてもらえる?
 300gちょうだい
 あとで取りにくるから」
とあっさり買ってくれた
わーいわーい



ただ、いつも気にしてしまう事なのですが
路地としては挽いた豆を売るってのはちょっとアレなんやろなぁ、、、と
コーヒーは鮮度が命です(特に路地の場合はそれをウリにしている)
鮮度が落ちると酸化してしまいます
酸化するとエグ味が強くなってしまうのです
挽いて粉にするとそれが特に顕著に表れるからなのです

これは僕の考えですが「コーヒー酸味が嫌い・苦手」って言う人は
このエグ味を酸味ととらえてるんじゃないかな?って思います
本当の酸味は紅茶とかハーブティーに似た味がします(と感じます)
コーヒーは「体に良い」「体に悪い」と言われるのも酸化してるかどうかだと思う
酸化していないコーヒーは体に良いんだと思う
酸化したコーヒーは体に酸を採りいれることになるから、悪いんだと思う

豆の状態でもベストな味を保てるのは1週間、粉になると3日が限界
新鮮な豆を売りにしてる路地としてはやはり豆のままで買ってもらいたい



でもまぁ、お客さんに好きなように飲んでもらうのが一番なので強制なんてしません





路地(店舗の方)が開店するまでは店長がいてくれたので
僕は早めのお昼ごはんのカレーをモグモグ、うまうま
その間にもぽつぽつと豆が売れてました
店長が帰った後も順調にぽつぽつと売れていきます
その時点で、予想より順調な売れ行きだったので
豆を売るのはほどほどにして油を売りはじめることにしました



(一応)豆販売のカゴを背負ってブラブラうろうろ歩きまわります
レトロ印刷JAMさんはバッジをつくるワークショップやっていたり(ああ楽しそう)
ステージではサルサダンスを踊っていたりするのを眺め(ああ魅惑的)
他のお店の人としゃべったり、トイレの脇にいたビーグル犬と遊んだりしてました







路地のブースの隣の隣のおばちゃんの店では紙芝居をやったり
スーパーボールすくい、水あめ、冷しあめ(僕の好物)
そしてかき氷を売っていた
昔ながらのシャコシャコ言うかき氷器で作った美味しそうなかき氷
暑いせいでかき氷は大人気、昼前には売り切れになっていて
大学生くらいの女の子が「かき氷ください~」って買いにいくと
「もう氷ない!」
ってキレ気味で答えてたのが面白かった
でもしばらくして「かき氷復活した」と聞こえてきた
その瞬間、僕は店をほっぽりだしてかき氷を買いに行きました
イチゴ味
あぁ美味しい
あつがなついぜ









朝から人が絶えずいて

豆を担いで売り歩いているとけっこう買って下さる
歩き売りスタイルけっこういいかも、、、
おかげさまで、多めに用意してたブレンド以外の2種は完売しました





朝からちびっこ達ずっと作っていた“こども神輿”が完成して
ちびっこ子達がわっしょいわっしょいと声をあげながら
2基の小さな神輿をかついで境内をぐるりとねり歩く
神輿を本殿に納めてお祓いをしてもらう
豊崎ピクニックもこれでおしまい





ここの神社がいいなぁって感じたのが
スーパーボールや水鉄砲で遊んでいたり
子供たちがみんな走り回って遊んでいることゲームをしてる子は見かけなかった
みんながみんな豊崎神社の近所に住んでるわけではないと思うけど
ここに集まる人がみんな似たような価値観をもっていて
こういう場所があるっていうことは素敵なことやなぁ




豆を(それと油も)売りながらもコーヒーの試飲と
店の宣伝を兼ねてお客さんと話していると


「『路地』って有名なんやなぁ」


と感じた

「何屋さんなんですか~」
「あっコーヒー屋さんなんですね~」
「どこでお店をされてるんですか~」
「あっ!天六の!」
「あぁ!路地さん!」
「ずっと行こうとしてるんですよ~」
「なかなか行けなくて~」

と言う声をよく聞いた
路地をオープンする前から知っているから
路地の知名度・認知度というのがいまいちピンをこない
なのでこういった声を聞くと
「はっは~ん…路地ってすごいのかなぁ~ん」
って思う





それともう一つよく聞こえたのが


「お兄さんは店員さんなんですか~?」




という声、、、



店員、、、ではないんですけど
代理店長っていうか、、、
え?実際は、、、コーヒー屋さんでもなんでもなくて、、、
はい、自分でもよくわからんのですよ、、、

ホントに自分の肩書がわからなくなってきた今日この頃
はたして僕は何なんやろか。。。




自分でも自分が何者か把握しきれてませんが
何かおもろい事があれば声かけて下さい~


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