2015年4月1日水曜日

とじてんに出してん




3/21〜3/29にレトロ印刷JAM
架空の雑誌の架空の頁を閉じる「とじてん
というイベントがあり、私も出展させていただきました。





去年の秋にあった「約300人のブックカバー展」と同じ主催者の企画で
そのブックカバー展で入選したから調子にのって今回も応募しましたところ
見事入選!

ブックカバー展では「おつまみ文庫」として参加して
今回は「ウツツ」の編集者として参加しました





「ウツツ」は夢の中で発刊される「夢の中で読んでいるのか、現実で読んでいるのかわからなくなる。夢か現か」という夢をみる人が読める夢雑誌
内容は夢・寝る事に関する特集が毎回組まれている





たとえば
「食事を変えて、好きな夢をみる(2014.11月号)」
「よい夢を見れる枕・悪い夢しか見れない枕(2013.6月号)」
「めざせのび太!3秒昼寝のススメ!(2012.9月号)」
etc...etc...





最後の方のベージ
たいていの人が流し読みするようなページ
・オススメの本(主に夢野久作)
・近日公開の夢映画
・夢占い






そして


読者が見た夢を投稿する「夢七夜」
“どーでもいい話”の中の5本の指に入る“今日見た夢の話”
個人的にはなんかようわからんけど、やけに覚えてて面白かった夢
それを聞かされた友達は
「、、、へぇ。」
としか返事してくれない
そんな内容ばかりのせいで読む人は少ない
でも聞いてもらいたい人は多勢いるから毎回応募が殺到するある種人気コーナー





もうひとつは



『夢を美味しく・簡単に・楽しく食べる』をモットーに活動している
夢料理研究家の獏ちゃんの料理コーナー「獏ちゃんのバクバク夢クッキング」
「冷蔵庫にある食材ですぐできる」と若者(獏)に人気(獏だけ)なコーナー






この2ページを「とじてん」に応募させていただきました
需要がないであろう内容なのに
よくもまぁ選んでもらっちゃって
ほんまに恐縮です





色で遊びたかったからピンク色の紙に紺色と黄緑色のインク
黄緑色がぜーんぜん読めへんし
「夢七夜」の中3男子の淫夢が個人的に気に入ってるんやけど
黄緑色で書いたからほぼ空白に見えるし
他の人のページを見ると感心するばかりです
構成とかがちゃんと雑誌になってる
(僕のはせいぜい学級新聞)






でも、保守的な雑誌は少なかったかな〜
「これは普通の雑誌でできひんやろな〜」
という風な、まさに架空の雑誌という感じ







また面白かったのが
その約100種ある中から好きなページを選んで
自分オリジナルの雑誌を作れる!ということ






さすがレトロ印刷JAM、ハイテクな製本マシーンを持ってはる


片方で閉じるページの厚みを計り
もう片方で表紙の紙にその厚みのミゾを作る
ミゾがついた表紙をセットし
中身の紙にローラーで糊を付けて表紙と合体
あとは縁を裁断して本の完成!


この工程がボタン一つでピン・ポン・パン!とできてしまう





かっこいい、、、欲しい、、、






さっき自分が選んでいた紙が一つにまとまると
「さっきまで普通のおじさんやったのに、スーツを着ると紳士になっちゃった!」
という感じに、さっきまでの雰囲気がすっかり変わってしまう






雑誌の中身を作ることだけじゃなくて
雑誌そのものを作ることも味わえた
中身を考えることは、もちろん、めちゃくちゃ悩んだけど
並び方を考えのもめちゃくちゃ悩んだ
そしてめちゃくちゃ楽しかった







ひとつ気になったのが
とじてんの表紙に『創刊号』と書かれていたこと
これはもしや、、、

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