2015年8月3日月曜日

D.I.Y展示場所「つばめの巣」

こんにちは“つばめの巣”の管理人です



ひとまず終了した展示
「あしやつくる場で
 ミロコマチコさんが
 ワークショップで
 子供達と描いた
 デカい海の絵」展

高さ1.5m×幅12~13mのデカい絵を
狭い長屋の2階に展示していました











最初はこのデカい絵をどうやって飾ろうかと悩みました

「壁に貼り付ける?」

「天井に貼り付けて寝転がって見てもらう?」

「いっそのこと床に置く?」

どれもしっくりきません
やはり共通する問題はデカさ

「重くて貼れない」

「照明を隠してしまう」

「一部しか見せられない」

展示の期間も決まり、ずーっと悩んでいるわけにもいかないけど
いい展示方法が思い浮かばない、、、
こちとらド素人の管理人、展示なんざしたことねぇやい!
、、、
いつも頭の片隅に「デカい絵」の事があり
何か良い方法はないかと頭を悩ませていました









そんなある日、僕は京都にあるギャラリー「nowaki」に行きました
別の用事でそこに行き、ちょうどオーナーの方とお話しできたので
ここは先人の知恵を借りようと「どうしたらいいですかね?」と聞いてみると

「屏風のように展示するか、巻物のように展示してみてはどうでしょう?」

「屏風型にすると自立するし収納も便利
 巻物型にすると見せたい部分・大きさで見せられる」


ギャラリーの床にはデカいクジラのウロコだらけ
僕の目からボロボロボロボロこぼれ落ちて行きました

さすがプロ!
すぐに良い答えを教えてもらえました!

屏風を作っている時間もなかったし
保存する予定はなかったので
巻物型で展示することに決めました






そうと決まれば、さっそく材料を買い込み工作開始

絵の裏地にマスキングテープを張り付け
そのマスキングテープの上から両面テープを貼り
絵のサイズに合わせて作った紙筒を
両サイドに貼り付けます

直接絵に両面テープを貼らずに、マスキングテープを下地に使うことで
紙筒から剥がす時に、絵を傷ませずに剥がすことができるのです
(これは芦屋美術館のタカシマさんに教えてもらいました)

両サイドの紙筒だけでは自立せず、真ん中の部分がダレてしまうので
数か所天井から吊り
部屋をL字型に囲うようにして

無事設営完了







常に在廊できなかったので何人のお客さんが来てくれたのかわからないけど
机に置いておいた「お客さまノート」に数名書き込んでくれていたので
0人ではなかったので一安心







「お客さまノート」には

『感想、アドバイス、リクエスト、つぶやき、
グチ、秘密のおまじない、etc
何でも好きなことを書いてください』

と書いてあるのですが
みなさんきちんと絵の感想を書いてくれている
在廊している間(顔見知りの方に2人ほどしか会えなかったけど…)に
それに対してお返事を書いたのでまた読んでみてください






7/17~7/31までの展示を終え
翌日の8/1にクロージングイベントをしました





その目的は、デカい絵を切り刻むこと





もちろんミロコさんには許可を得て、絵をハサミでチョキチョキチョキチョキ
来てくれたお客さんに好きな部分を好きな大きさで切ってもらいました







ハサミをいれると、なんだか悪いことをしているような感じがして気持ちがイイ
しっかりした紙なので、薄すぎず、厚すぎず切りごたえもイイ
僕は管理人の特権としてクジラの目をいただくことに
切っても大きい絵だったので掛け軸にでもしようかと思案しています












最初の展示はなかなか思うようにいかないことだらけでしたが
コツコツを地道に管理人活動をがんばろうと思うのでよろしくお願いします



何か展示に使いたかったり、おもしろい企画があればぜひお声かけください~


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